玉突きに期待

 ドラフトまで後一週間。
 いよいよ戦略も煮詰まってきた所ですが、今年はいつに無く波乱の展開になりそうな予感です。
 横浜の3順は東京ガスの木村と言われていますが、ここに来て木村サイドから「パリーグが・・・」というコメントが出ています。回避なのか強行なのか。回避なら東芝の磯村投手が有力らしいです。
 ただ、3順目は「いの一番」に選手を拾えますが、4順は最後。実のある指名をしたければ3順は一番いい選手に行って、4順は囲い込む必要があります。29歳の磯村投手は「プロ入りOK」を出しているわけではないので、逆に考えれば他所のチームは指名できない。こういう選手は4順に回してもらって、その代わり条件面を充実させるべきです。
 なので別に木村投手じゃなくてもいいですが、他の上位候補を貪欲に狙うべきです。弱腰でいられるほど戦力は充実していません。
 
 で、それ以外ですが、今年も選手に振られまくった楽天が3順で檻が狙っていた嶋捕手の獲得を宣言。これにより檻の3順が法大の大引選手になる可能性があり、またロッテも木村選手を取られた場合には3順で大引選手を狙う可能性がある。早々に3巡指名を宣言していた西宮の「虎の恋人」は、獲得が段々怪しくなってきました。
  
 さらに乳酸菌も柔らか銀行希望の捕手を強奪に動く可能性があり、広島もロッテ希望の上野投手を強行するという情報あり。当日どうなるかは分かりませんが、場合によっては大規模な玉突きが起こる可能性も。
 まあ、去年の失敗を踏まえて今年に臨んでいるはずですから心配していませんが、とりあえず明日のスカウト会議の結果待ちという事で。
 
 ・・・そんな事情もあって各球団のドラフト板が大荒れですが、結局はどこのファンも「強奪するのは良いけどされるのは嫌」な訳です。・・・数年前に西宮ファンが大暴れしていた気持が少しわかりましたw