出来る奴は何やらしても出来るんです

 送別会の日に何故か韓国の女の子にるろうに剣心テニプリの話をされました。高校時代は「日本文化研究会」の部長をしていたらしいです。でもそれ「日本文化」というよりもむしろ……。今度日本にも来るらしいので、サークルの腐った子に紹介してあげたいところです。そして何故かカラオケに行くことになって、何故か日本の歌がたくさん入っていて、何故かリクエストされてラルクを歌うことに。もう意味が分かりません。
 何でこんな曲が入っているのか聞いてみたら「韓国の人が好きだからだ」と中々不思議な答えが返ってきました。もう深く考えるのはやめます。


 その後はコンサートホールで無料のオーケストラ演奏会があるらしいので、食物を仕入れてからそっちに移動。開演まで時間があるのでそこら辺で時間をつぶすプランもあったのですが、席を確保するために3時間待ちとかやったら「日本人はおかしい」といわれました。それもこれもどっかのアホがコンサート待ちで徹夜とかやらかすのが悪いんです。
 曲目はカルメンの2楽章とビバルディのピッコロ協奏曲、それと有名なパーカッションの人を呼んでの曲。最後のはオリジナルなのかもとからある曲なのかちょっと分かりませんでした。そして世界レベルの人相手にこういうことを言うのは大変恐縮ですが、パーカッションのコンチェルトはちょっと退屈でした。
 シドニーで見るオペラは「椿姫」らしいです。今までオペラはアリアの部分しか聴いてなかったのでけっこう楽しみです。ああ、一応断っておきますが、アリアといっても「おりぼんどこー」の人とはまるで関係ないのであしからず。


 で、昨日はホームステイ最後の日なのでレッツクッキング。ルーは買ってあったので朝の10時からほかの食材の買い物に。人参はともかく、ジャガイモやたまねぎの種類が妙に多いのはブービートラップか何かですか?そして肉は脂身がほとんどないんですが大丈夫なんでしょうか?
 帰宅後、米は日本米が手に入るし、水だけ入れれば炊くのは優秀な機械がやってくれます。まあ、無洗米じゃないのにろくに洗わなかったはご愛嬌です。


 肝心のカレーのほうですが、まずは包丁で野菜の皮をむきます。…おかしいです。毎日指の練習曲を弾いているのにまったく出来ません。っていうか、なんで切れてる野菜が売ってないんですか?
 9歳の娘さんにまで「一人で大丈夫?」と言われるほど自分の手つきは怪しかったみたいです。その後皮むき機という人類の英知の結晶を使用して何とか皮を剥き、切り付けに。昔学校では「細かく切るべき」と習った気がするのでそれに習いました。まあ、細かく切らないといけない理由は「標高が高くて沸点が下がっているから」だったんですがね。


 その後、多分炒めてから水足して煮ればいいはずです。水加減はある程度適当でも煮詰めるから平気…だと思ったのですが、さすがにちょっと水が多すぎました。仕方ないのでルーを追加→さすがにちょっと濃すぎるので水を追加→…。
 一緒にバーベキューやるのに馬にでも食わせるような量が出来ましたとさ。そして手には苦闘の跡が生々しく、台所には野菜の死骸が累々と。いやはや、難しいね。全音ピース的に評価すると間違いなく「上級の上」です。黒鍵のエチュードのほうがよっぽど簡単でした。

 
 ちなみに感想は「一生懸命作ってくれたものは何でも美味しい」とのこと。意訳すれば「よくがんばりました。味についてのコメントは差し控えさせてもらいます。」ということで良いんでしょうか?
 まあ、英会話程度には料理にも自信がついたので、帰ったら大明神ハウスで料理しちゃうぞ?と意気込んでおります。


 …ごめん嘘。兄くん任せた。