華麗なるソロプレイヤーの競演

  横 浜 0 0 0 0 2 0 0 1 0 1 4  
  広 島 0 1 0 2 0 0 0 0 0 0 3
 

  <戦評>
 嘘番が通産100勝目に立直をかけ、これで嘘番の日も当分勝てないな・・・と横浜ファンが暗澹たる気分になっていた今日の試合。ファールを打ったら右脇腹痛を発症と、相変わらず訳のわからない理由でスペを欠くと、どうせ負けるなら打撃戦で・・・と思ったのか、スタメンは左翼古木に右翼吉村。コピペ打線脱却に一瞬喜んだものの、よく考えたら打撃戦以前に野球になるのか・・・と心配になった気弱ファンも少なくない事だろう。
 谷間だらけの先発陣の中で、唯一一軍レベルの嘘番だが、2回にHR、4回にも安打の後にHRと、3本の被安打を全て失点に結びつける内容。4回まで上位に下位を置く打線が相変わらずの淡白な攻撃を見せるも、5回に村田、古木、8回には吉村が、数年前を思い出させるソロホームラン攻勢。8回までの4安打で3得点と、スコアだけ見れば稀に見る効率のよい試合となった。
 延長戦で勝てないことに関しては定評のある横浜だったが、四球の古木を置いて、連続三振と相変わらずの攻めを見せるも、古木2盗塁の後に内川タイムリーと、らしくない攻めで勝ち越し。若手の活躍で5位広島も10敗に引きずり込む事に成功したが、この時期4タコでも打率が1分しか下がらない境地に達した4番を中心に、旧コピペメンバーは相変わらずの内容。
 こんな内容でも「とりあえず勝てればイイや」と思わせてくれた横浜に、我々は感謝を忘れてはならない。


  <感想>
 要は勝てれば明采配って事だ。石井も「2000本の後は好きにさせてくれ」と発言したらしく、藤田との交替は規定路線なのかもしれません。世代交代は加速していきそうですが、それでも4番は彼のままなのか?
 まあ、今は村田をいい状態に維持する事に専念すべきで、いきなり4番だと折角の好調が消えてしまうかもしれません。難しいところです。