5割維持も早くもスクランブルか?
横 浜 0 0 2 1 0 0 0 0 1 4
日 公 1 0 1 0 1 0 0 0 0 3
<戦評>
火付け盗賊投手を次々に先発から放逐したお陰か、ようやく投手が炎上しなくなったものの、相変わらずエース級には簡単に降参してしまう我らのベイスターズ。とはいえ、調子上向きの琢朗、金城の間に種種、好調を維持するムラ田、内川の前にメチャ、さらに状態のいい吉村を9番と、好調な打者の間に不調な打者を挟みこむサンドイッチ打線で繋がりを求めるなど片腹痛く、先の2連敗も至極当然といえるだろう。
しかし2連敗で焦った挙句ローテーション投手がいない事に今更ながら気がついた横浜は、結局前回中5日だった嘘番を中4日で持ってくる挙国一致体勢で「疲れると肝臓が駄目になるんじゃ・・・」と気弱ファンの不安を誘った。
防御率4点台と相変わらず不安定な嘘番だが、相手も4点台のエース金村ということもあり、すすき野に遊びに行きたい選手の思惑とは裏腹に一進一退の嘘好ゲームとなった。しかし同点の9回、多村復帰間近の報でスタメンが危ぶまれる古木を吉村が返すという、若手ファンにはたまらないが、実際の所上位が役になっていないことを証明する内容で1点を勝ち越し。こうなった以上はさっさと試合をおわらせたい横浜は、守護神狂う運が次は絶対無さそうな安定感で締めくくり、何とか1勝を奪う事に成功。交流戦第一週は5割維持とホーム六連戦に向けて表面上の嘘好調さをアピール。
しかし来週は3連勝中のロッテに所沢であり、精々1勝、2勝できれば御の字と、ファンにとってはたまらない一週間となりそうである。
<感想>
ベテランにはプライドがある・・・という監督の意見はよく分かりますが、競争させないと全体的なレベルアップなんて出来ないのではないか。打線のてこ入れを考えるなら、とりあえず不調な打者は下ろす事を考えてください。
打率2割の打者がスタメンというだけで噴飯物なのに、4番とかもう・・・。
やたら気の早いドラフト情報(大学社会人編)
日刊に続き、サンスポにも「大隣、柔らか銀行入り確実」が出たので、もう確定でしょう。これを受けて各球団がどう動くかですが、水道橋は高崎、岸の右腕へ、西宮は大阪ガスの小嶋へ動く模様。横浜は一月前に高崎に方向転換の動きあり。これを受けて、今年のドラフト有力候補の近況を纏めると
高崎 健太郎(日産自動車)投手
常時140中盤の速球と切れのいい変化球が自慢の、大隣に並ぶ今年のドラフトの目玉・・・だったのだが、故障の影響か3月のスポニチ杯では登板なし。公称175センチと上背がなく、力投派なので故障が心配。さらにコントロールはアバウトと不安要素もそれなりで最近は評価もやや下がり気味か。松坂タイプと聞くが、何となく「右の高宮」みたいな感じもする。
地元日産の投手ということで、横浜が他球団より一足先に方向転換。バス買ったり、元日産野球部部長を球団社長にしたりと、全力でご機嫌取りにいっており、高崎本人の「尊敬する人」が「三橋」(未確認です)ということもあり、さすがに決定なのではないかと思っている。というか、お願いだから決まって下さい。
高市 俊(青山学院大)投手
お茄子の持っていた東都大学連勝記録を塗り替えた右腕投手。直球は140前後で、フォームもオーソドックスなのだが、ここまで勝てるのだから何かしら理由があるのだろう。去年横浜が狙うという記事があったが、最近はあまり熱心ではない模様。2巡で取れるものなら・・・と思わないでもないが、現実的には楽天、乳酸菌あたりの自由枠か?
金刃 憲人(立命館大)投手
大隣投手のライバルと言われている左腕。MAX150キロと左腕としては破格の球速を叩き出し、実績も十分。父親・本人共に熱狂的な西宮ファンで、当然西宮有利・・・のはずだがその割に西宮が獲得に乗り出した、という情報がないのは何故だろうか。親のブログ曰く「西宮は投手の育成に不安がある」との事だが?
現状は檻と乳酸菌が希望枠で争っているが、目標とする投手が石井一久、尊敬する人が古田ということもあり、乳酸菌の希望枠が有力か。柔らか銀行三順目との話もあるが、さすがに今の制度では厳しいでしょう。