一日あいたので

　今まで取っておいた高校野球のビデオを見てみる。高校生ドラフトまで後２ヶ月ですが、今年の大洋は「投手中心」だそうです。正直、高卒の投手で主戦力になった選手があんまり思い浮かばず（野村、三浦ぐらいか？）、逆に野手の主力はほぼ高卒（石井、小池、多村、古木、内川、吉村、相川など）。･･･目玉以外は野手でもいいような気がするんですが？
　
　で、候補といわれている選手も何人か見る事が出来たので感想を。素人の感想なんで話半分に聞いておいてくれればそれで結構です。

田中　将大（駒大苫小牧）

　松坂の再来と言われている投手。最速１５０を記録するという真っ直ぐは言うほど威力は感じなかったのですが、変化球は高校生のレベルを軽く超えてます。ただ連戦続きという事もあるのかもしれませんが、真っ直ぐが普通の高校生に簡単に打たれているようだとどうなのか。
　
　まとまってはいるので、指名出来れば戦力にはなりそうです。

植村 佑介(北照高)

準決勝で敗退したものの、常時１４０中盤を計測するストレートの威力は一級品。ただ、ややフォームにくせがあり、変化球、コントロールともにもう少し。育成力のある球団なら凄い投手に出来そうですが、大洋では岸本とか横山になってしまいそう。

坂本勇人（光星学院）

　決勝で青森山田に負けちゃいましたが、久しぶりの三拍子揃った大型内野手といった感じです。イメージは内川に近いか。内野は足りていないので出来れば欲しいのですが、各球団の評価の高さから外れ一巡までには確実に消えるものと思われます。

増渕　竜義（鷲宮）

　大洋お得意の単独指名候補とされている投手･･･だったのですが、１５奪三振のノーヒットノーランとかやっちゃったせいで普通に競合しそうです。サイドに近いスリークォーターから投げ込む１４０中盤の直球は威力十分。変化球もシンカー、スライダーともにプロでも使えそう。
　ただ、この日は素晴らしかったのですが、コントロールはもう一つで、前回見たときは体の開きが早くて、ややシュート回転しているのが気になりました。いや、それがサイドの球筋なのかもしれませんが。
　素材のスケールの大きさは凄いですが、それ故に育成は半端じゃなく難しそうです。

川角　謙（横浜）

　選抜優勝投手･･･の割に評価が低かったのは、技巧派左腕のイメージが強かったからでしょうか。選抜の時に比べて真っ直ぐは随分早くなった感じですが、素材としてみた時にどこまで伸びるのか。さすがにプロじゃないのでなんともいえませんが、まとまった左腕という意味では面白いかもしれません。岡本、飯田が増えるだけかもしれませんが。
　
　
　ついでに指名予想。投手中心らしいので、一巡は増渕投手か田中投手でしょうか。個人的には増渕投手が育てられるとは思えないので、田中投手かＰＬの前田投手あたりにいくほうが良いとは思います。
　問題は競合を外した場合。一つ落ちる投手に行くよりは、いっそ野手で行って欲しいと思うのですがどうでしょう？個人的には二軍の長距離砲候補がいないので（むしろ全員上に行ってしまったので）内野で坂本選手か東海大相模の田中選手あたりを指名すれば面白いかなと。
　で、３順で投手を一人。多分最下位だから結構いい選手取れます。４順はめぼしい選手がいれば。出来れば捕手も一人。こんな感じでいければまぁまぁかなと。