慶応の加藤投手に行くらしいです

 地元出身で左投手ですから予想はしていましたが、大洋恒例の「大学生NO1左腕取り」に今年も参戦とのこと。
 まあ、そもそも希望枠が維持できるのか、今年も分離でやるのかという事すら分からないのですが、仮に高校生と同時開催でも右の大砲が足りている以上は、中田に行かないという手もないことはないです。
 シーレの大砲候補が軒並み一軍戦力か・・・になってしまったので、大砲を獲得して欲しいと思わなくはないのですが・・・吉村の四つ下というのは判断としては難しい所。
 無理に目玉選手に行かないで、もう少し下の順位で大砲候補を獲得するという手も考えられなくもないですが、どうするのかな。
 
 さて、肝心の加藤投手の実力ですが、連続写真ではあまり分かりませんがかなりの変則です。下半身の体重移動と上半身が連動しないで、足を前に振り下ろしてから上半身が遅れてくるような感じ。
 その割に連続写真で違和感を感じないのは、各部分の動作がしっかりしているからだと思われます。投げ終わった後の腕が体に巻きついてこない点は気になりますが、左腕である事を上手く生かしたフォームになっていると評価できますし、滑りながら落ちる独特のスライダーはプロでも武器として使えるのではないかと。
 
 ただ、問題はこの球団の首脳陣が変則フォームを使いこなせるのかという点。
 一昨年に染田(04年自由獲得枠:同志社大学)のフォームを下手に弄って、みるも無残な形にしてしまったことを考えると、不安しか残りません。
 最近はシーレの育成も安定してきている事から信じたいところではあるのですが。
 
 ついでなので「取れるのか」という点について。
 地元の選手ですが、慶応にたいしてはコネらしいコネがありません。(山下を一位指名して以来でしょうか。)
 その意味では慶応に強い西武や、目玉にはとりあえずちょっかいを出す読売などに勝てるのかといわれると何とも。
 「昔は大洋ファンだった」らしいですが、最近のコメントで「今はどこのファンという事もない」と言っているあたり、地元だからと言ってリードできているというわけでもないのかなと。
 いずれにしろこれから次第かなと。できれば捕手にも動いて欲しい所なのですが。