完全に時代においていかれました

 前日、現地時間10時出発の早い飛行機だったので8時過ぎにホテルを出て空港へ。旅行で使う程度の英会話なら、日常会話が不十分な段階でも何とかなるみたいです。空港のチェックインでも「パスポートを見せてくれ」「荷物を載せてくれ」程度でしたし、出国審査の時も「出国カードを書いたか?」、免税店で買い物した時も「航空券を見せてくれ」だけ。さすがに外国人には気を使っている感じです。


 到着がちょっと早すぎたので、のんびりと免税店で煙草を見たりオパールを見たり。じつは結構突っ込みたい事が一杯あります。まずは煙草。免税なのに結構な値段がついているのですが、加えてパッケージには「喫煙はおまえを殺す」「他の人を害する事がある」と随分と直接的な表示が。挙句「煙草を止めたいならここに連絡しろ」というポスターまで貼ってある始末。
 メルボルン市内でも「屋根のある場所は全面的に禁煙」でしたし、世界的に煙草は随分と嫌われてる模様です。確かに煙草は体にいいものじゃないですし、吸わない人間に不快な思いをさせるたり、健康を害したりするのは論外です。なのである程度まで規制されるのは仕方ないのですが、そこから先は本人の問題です。体に悪い事を承知で吸い続けて、何かの病気で死ぬのも一つの生き方でしょう。それを考えるとちょっとやりすぎな気もしましたが、「全部覚悟している人間」はこういう文章は気にしないでしょうから、これはこれでいい気もしてきました。
 そしてここまで叩かれるのは「人に迷惑をかけない」事が出来てないスモーカーが多い事も原因の一端なのでしょう。もう少し上手い具合に共生できるのが望ましいのですがね。


 そしてオパール。何か値段が半額になっているものがあったりするのはどういうことですか?ある程度ちゃんとしている奴はともかく、申し訳程度に使ってあるような奴は随分と価格の設定はいい加減みたいです。
 市内にいる間に一応ホワイトデーのお返しのつもりで一つ買ったのですが、指輪じゃなくても宝石を送るのは意味深なのではないか?万一誤解されたとしても、誤解を喚起した側は錯誤による無効を主張できないのは信義則上当然の帰結であり・・・としょうがない事を考え、結局妹の誕生日用のお土産と取り替えることに。
 まあ、「妹に結構な値段がする宝石を送る兄」というのも冷静に考えれば結構アレですが、こっちの錯誤はそこまで酷い事にはなりません。なのでこれは正しい選択だったと思う事にしておきました。


 むやみに長くなりそうなのでさっさと纏めます。その後30分前に搭乗手続きを済ませ、いよいよテイクオフ。この国ともお別れ・・・と思った20分後。ようやく成層圏に到達したであろう頃に機内放送が。よく分からなかったので近くのフライトアテンダントに聞いてみたら
「左翼からオイルが漏れている事が分かったので、空港に引き返す」
との事。随分と急な旋回をされた事もあって、さすがにちょっと血の気が引きました。空港では「お帰りなさい」の火文字を期待していたのに「もう会えない」になるのではないかと。・・・ネタが分かりにくいですか。そうですか。


 そんな訳で、再び空港に引き返して再検査。その間乗客にはチケットが渡されて「これで飯でも食ってろ」との指示が。そして修理が終了したのは予定時刻の3時間後でした。もう何がなんだか。結局6時30分帰国予定だったのに到着は9時30分。ちなみに他の飛行機は早かったみたいで、日本代表は1時間半前に到着してしまっていたとの事です。何このクソゲ展開?


 で、今日。買ってなかった漫画を買いに行こうとして、どういう訳かクラシックのアルバム買ってました。ここの所生演奏を聞く事が多かったので、妙に影響されているみたいです。メルボルン管弦楽団カルメンは素晴らしかったですが、シドニーで聞いたオペラはなにいってるか分からない事もあって正直ちょっと・・・。そして今日内容を読んでみましたが、やっぱりよく分かりません。アリアだけでいいんじゃね?
 

 大分長くなりましたが、そんな訳でとりあえず帰国しました。明日は事故がなければサークルに行きます。多分。
 野球は明日にでもなんか書きます。俺のお茄子は湘南行きになってました。