個人的にはそこまで悪いともおもわんが?

 この時期にして既に来期へ向けての補強の話しかできないとか、まさに暗黒期だな。
 とりあえず、トレードが決まったみたいなので今回のトレードについて考えてみます。

 
 横浜、幕張間のトレードで、獲得したのは山北投手。こちらが放出したのはリョータロー投手と南外野手。この話を聞いた瞬間「あ〜、荒れるかな」と思ったのですが、案の定各地の横浜掲示板は大荒れでした。
 まあ、それもある意味必然で、若手の中ではローテに一番近い一人であろうリョータローと強肩で去年2軍では三冠王級の働きを見せていた南。ファンがもっとも期待していた選手を放出して獲得したのは正直名前もよく分からない投手。中日にいた時は40試合投げて防御率3点台とそこそこでしたが、ロッテに行ってからは一軍登板はわずか7試合で防御率も7点台。制球難で左なのに左に対して4割打たれるとか中々笑わせてくれる成績。「大洋投手陣になじむのもさぞかし早いだろう」と言うのが第一印象。
 当然、何で若手のホープ出してこんな微妙な投手取るんだよ・・・という事になります。まあ、それが必然です。だって、自分のところの若手は実際の5割増ぐらいは良く見えますもの。

 
 個人的にはこのトレードはそこまで悪いとは思っていません。(ああ、ちなみに昨日は目茶目茶荒れました)あくまで組長が山北を「直せば使える」と判断したことが前提ですが。
 理由ですが、まずは山北の二軍成績。登板数43、3勝2敗1S 投球回数43 .1で四死球24(死球6)、奪三振46、防御率1.66。死球が多いのが気になりますが、成績は抜群です。ちなみにおなじ左腕投手の稲嶺、岡本は去年共に7点台。年齢も27歳とまだ若いです。左腕はどこも貴重である事を考えると、トレードで取れる可能性のある選手の中では一番いい投手をひいたと言えそうです。確かに土肥をひいた事はありますが、アレはあくまで例外です。
 

 交換要員のリョータローですが、去年は先発でもそれなりに好投しました。確かに一軍のローテーションが終わっているので惜しいですが、もともとの評価を考えると伸び悩んでいる感も強いです。自由枠なので期待はしていましたが、実績はそこまで残していません。あくまで将来性で評価が上がっている感じです。
 南はいずれは一軍のクリーンアップを・・・と思っていたのですが、最近は打撃不振。中途半端に一軍に上がってからおかしくなったイメージもあります。確かにあの強肩は魅力的ですが、右打ちの外野手は小池がいて、吉村も台頭してきたので弾き出されたイメージがあります。外野も右打者も完全に飽和状態ですから、このままでは出場機会にも恵まれなかったでしょう。なので残念ですが出してあげた方が良かったかもしれません。


 そう考えると山北の出来次第ですが、そこまで酷いトレードでもなさそうです。組長がちゃんと見た上での獲得なら山北もそんなに酷く外れる事もないでしょう。木塚レベルは無理でも竹下ぐらいは働いてくれるのでは?組長の眼力を信じれば、上手くいけば土肥レベルの活躍も無いとはいえません。確かに足元見られた感じはありますが、主力を絡めないトレードならこんなものです。できれば南+金銭とか、もう少し年の行った選手を絡めるとか上手くやって欲しかったですけどね。
 なんか無理矢理納得しようとしている感も強いですが、大洋ファンはこんなもんです


 とりあえず山北に期待ageの方向で。

追記

 そういえば山北の愛称って「和製ランディー・ジョンソン」だって?おいおい、二軍にもう一人いるじゃん、和製ランディ。いっそツインタワーとか適当な事言って売り出せば、「ツインタワー共倒れ」とか香ばしい見出しが躍る日も近いのでは?

で、俺の森は結局中国なのか?

球団HP、及び日刊から
【期 間】  
 5月3日 〜 8月31日(予 定)


【訪問先】  
 中国・天津
 

【目 的】  
 リハビリのため

 
【日刊の補足】
 03年に三菱ふそう川崎から自由枠で入団も、左ヒジを手術。今季やっとファームで1イニングを投げるまでにこぎつけた。同地のプロ球団・天津ライオンズと業務提携を結んでいることから、練習施設なども借りながら心身ともにリフレッシュできる環境であるとして異例の派遣を決めた。

 
 いやはや、これだけの情報では何が目的なのかさっぱり理解できません。リハビリってことはまだ治ってないの?っていうか、そもそも中国に何しに行くの?向こうにいい治療施設でもあるのか?向こうで試合に出たりするの?それとも治療だけ?
 ・・・いくらなんでももう少し説明してくれないと訳わかりません。一つ確実なのは
 「今シーズン森が左のエースになる」
 という可能性は消えたということです。

今日の分

   広 島 0 0 0 3 0 0 0 0 0 3
   横 浜 0 0 0 0 1 3 0 0 × 4


  <戦評>
 阪神になすすべもなくやられるも、そこそこ観客が入って浮かれ気分の大洋は、最下位奪取を狙う広島を本拠地に迎えた。花の金曜日、首位決戦をやっている中、しょぼくれた試合になるのは火を見るよりも明らかなこのカードにノコノコ来る奴はいないだろう・・・と思われたが「このチームなら勝てるかも・・・」と思ったファンは意外に多く、一万人近い観客を集める椿事となった。
 先発不足で若手が見れるかも・・・と期待したベイファンだが、前日昇格したのはどこぞのテロリストみたいな顔が球団HPに晒されているベバリン。3回は自作自演で無死満塁から相手のしょぼい攻撃でホームゲッツーとするも、このまま失点しないわけには行かないとばかりに更に走者を出してこれを一掃。5回をきっちり3失点と求められただけの仕事を過不足無くこなし、意気揚揚とベンチに引き上げた。
 一方攻撃陣も初回から走者を出しては盗塁死、併殺打、バント失敗で2・3塁残塁と最下位攻防戦にふさわしい多彩な凡打攻勢をかけて嘘好ゲームを演出。5回に一点を返して迎えた6回。打席に「さ」が入った時点でいつものを確信したファンだったが、奪三振打者を狙う打者の適当に振り回したバットがボールに衝突。逆転となる3ランを放つなど、上位相手には決して起こせない不可思議な事態を引き起こしてファンを困惑させた。
 さらに下位球団相手なら好投する中継ぎ陣が、一人の走者も出さないというありえない出来で逆転を信じる広島ファンの神経を逆撫で。最終回には折角高い金払って残留してもらうも、まるで出番が無いストッパークルーンが、いきなりの二塁打と暴投で無死3塁。延長戦でお寒い拙攻合戦の続きをすることになるのかと思いきや、へっぽこ攻撃では負けられない広島は内野ゴロで焦って本塁憤死で無得点。凡打で一歩上回り今日は勝ちを譲られる事になった。
 何となく釈然としないまま行われたヒーローインタビューで、佐伯がどんなトンチンカンなことを喋るのか・・・と心待ちにしていたファンだったが、マイクを向けられた瞬間泣き崩れられ、最後まで肩透かしをくう事となった。


  <感想>
 勝てば官軍。プロなんだから結果を出して初めて認められるという理屈は分かります。でも一試合打っただけで「四番は佐伯しかいない」だの「あの涙に感激した」だのとあっさり手のひらを返す態度はいかがなものか。勿論チームが勝ったことは素直に喜ばしいですし、勝って喜ぶ事にけちをつけるつもりなど毛頭無いのですが、この豹変振りはどうにも納得できないものを感じます。
 確かに今日は良くやってくれた。でもこれで全てチャラというわけにはいかない。チームの事を思うと、のびしろの無い佐伯がいつまでの4番にいるのは決していいことではない。この評価も動かない。
 とはいえ新井(広島)などの例を見ると村田に4番を任せるのも少し怖い。どこかで任せなければいけないだろうが、それまでは4番目に置いておく選手としては、まあこの選手でもいいのかな。とりあえず、今日の活躍で得られる評価としてはこの程度が妥当なのではないか。