後の日は暇になるというものです

 そんな訳で、朝から髪を切って、役所に寄ってから習い事にいって、バイトしてきました。普段からあんまり動かない分、たまに動くと疲れます。
 普段行く店に平日の開店と同時に押しかけるという無職極まりない所業に出たわけですが、しばらくすると似たような処遇の人がちらほらと。とりあえずいつもの人に頼もう・・・と思っていたのですが、嫁が出産するから休暇を取っている、との事。仕方ないのでお任せに。


 すると、出てきたのがちょっと若めの人。知らない人相手に「いつものように」では通じず、折角なので最近の流行についていろいろ話してみたのですが
「折角職による髪形の制限がないんだから、もう少し流行っぽくしてみませんか。若いんだからもっと冒険するべきでしょ?でしょ?*1
 とか綺麗に丸め込まれ、あんまり奇抜にはしないというので折角なので任せてみる事に。本当は軽く脱色すると良いらしいのですが、時間がないのでそれはまた今度。
  (以下、散髪中に暇だったので考えていた事)
 確か散髪などは委任契約な訳で、契約の内容は債権者、債務者の話し合いで決定可能。逆にいうと始めに「任せる」といってしまった以上は、出来上がりがいかなるものでも「代金を払わない」等の抗弁をすることは不可能。・・・とは言え、特別な意思表示がないのに社会通念に照らして極めて妙な髪形にされた場合などは、信義誠実の原則に違反している(任されたとしても、どんな事をしてもいいわけではない。相手が専門家なのである程度の仕上がりであることを要求する事ができるはず)として無効を主張する余地が生まれるのではないだろうか。
 とは言え、一度切ってしまった髪を現状復帰することは不可能である以上、より無難な形にしてもらう、あるいは代金をただにしてもらう等の要求ができるに過ぎない。それならば損害賠償は認められるだろうか。
  (大して面白くない事をこれ以上書くのもアレなので以下略)


 およそ1時間半後。軽く髪を固めて立たせたような髪形に。うーん、これはどうなんだろう。とりあえず時間が迫っているのでそのまま習い事に。
 <ピアノの先生談>
「・・・・・・え?・・・ああ、珍しいヘアスタイルだったんで誰だか分からなかった。まあ、いいんじゃない、ハイドンっぽくて。あれ、今弾いてる曲ってモーツァルトだっけ?」
 ハイドンっぽいって、・・・ちっとも嬉しくねー。


 まあ、あの先生は結構な年だからしょうがないね。生徒は中学生だから流行っぽいものには高い評価を貰えそうです。そんな訳で、終了後はその足でバイト先へ
 <生徒談>
「・・・・・・ええと、初めて茶髪にした中学生って感じ・・・・・・ですか・・・?」
 ・・・・・・ええい、どいつもこいつも。メールの文面が固いというから(´・ω・`)だの(・∀・)だの使ってメール返したのに。まあ、しょうがないな。いくらなんでも中学生はわかすぎる。坊やだからしょうがない。


 追いつかない程度の反撃をするベイにがっかりしながら帰宅。親の意見のほうが貴重だよな。
 <母親談>
「ん?ああ、別に良いんじゃないの?(韓国ドラマに夢中な模様)」
 <ちなみに妹談>
「・・・・・・・・・・・・( ´,_ゝ`)プッ 」


 はいはい、分かりましたよ。もう似合わないことやめていつものにしますよ。

*1:意訳。単語の意味が良く分からなかったので