真面目に語ってもキモイだけなのかもしれませんが

 どっかでみたので考察。何故ドラクエⅤの嫁2択はビアンカが圧倒的なのか。SLG的な視点から考察してみようと思います。
 

 始めによく言われるのは「フローラ結婚迫られるまでが急過ぎるんだよ」「べ、別に結婚したいわけじゃないんだから。シナリオが進まないから仕方なくなんだから」と言う点。
 これは確かにそのとおりでしょう。プレイヤーの主観は置いておいても、そもそも主人公が急に結婚しようと思いだす動機が乏しい。一応伏線らしいものはあります。ルーラを覚えてからラインハットに行ってヘンリーが結婚した事を知っておかないと先にはいけないようになっています。(サラボナへの洞窟に兵士がいて、ラインハットに行けと言われる)
 これで一応「あいつが結婚したんだから俺も・・・」という方向性に持っていこうとしているのでしょう。ただ、それならヘンリーの結婚式イベントを入れるない、新婚でべたべたするヘンリーの描写を入れるなりしても良さそうなもの。ついでに主人公が一切喋らないゲームなので、主人公がそれを見てどう思ったのか分かりにくいという点もあります。主人公が喋らないのは仕方ないですが、もう少しプレイヤーに意識させる工夫があっても良かったのかもしれません。


 ただ仮にそういう描写があっても結婚迫られるまで急過ぎる、のは確か。原作ではフローラとは町に入って初めて会う事になっています。PS2版では序盤にほんのちょっと、船の入り口が高くて乗り込めないフローラが描かれていますが、だから何?というのが正直なところ。
 そのフローラが結婚相手を募集していて・・・という展開になっても、正直そこで自分も・・・と思わせるのは難しいのではないか。もう少しイベントがちゃんとあればともかく、その時点での主人公との接点は「逃げた犬を捕まえただけ」。
 仮に一目惚れにしても、いきなり結婚とか「おまえどんだけ惚れっぽい上に思い込み激しいんだよ?」って感じです。こういうこと書くといかにも「はいはい、フラグフラグ。ギャルゲ厨乙」とか言われそうですが、幼馴染で一緒に冒険した、と最大級の援護を貰っているビアンカに対してフローラの影が薄すぎるのが問題。進め方によっては話すのは始めに会う時だけ、挙句前夜の悩むイベントでは思い悩むビアンカの傍らで熟睡。一応は同じ勇者の血筋なのに明らかに噛ませ犬です。本当にありがt(略
 

 そういう意味ではビアンカを選ぶのが正当、という意見はもっとも。もう少し掘り下げた書き方をしないと「運命的に再会した幼馴染」対「金持ちのお嬢さん」というゲーム的には勝ち目の無い二択になってしまいます。
 別に修羅場を演じろなどという気はありませんが、結婚迫る前にフローラ関連のイベントをいくつか挟み込む、あるいはいっそ幼年期にフローラとのイベントも作って、二人とも幼馴染にしてしまう。で、大人になって再会みたいにすれば2択にも意味が出てきたような気もします。そして書いてからそれなんて「With you」?ということに気がついて唖然としております。それならどっちもいりません。妹はどこでしょうか?
 

 ・・・やっぱり書かなきゃ良かった。タイムアタックの時は時間短縮(娘に金髪がいい)ならビアンカ、金が欲しいならフローラになりそうです。やっぱり扱いが酷いな。