さて、吊られて見ますよ

 誰かにつられてゲームボーカル曲の評価を。順位はつけません。まあ、一位はねこですが。

ディストーテッド・ペイン/ゴア・スクリーミング・ショウ OP

 暗めの歌いだしから雰囲気そのままに一転して激しい曲に。単調を使わずにダークな雰囲気を出せているのは素晴らしい。本編の「狂気」や「閉塞感」を見事に表現できているのではないかと思います。歌手は本編の声優さんか?ダーク系の曲を歌うにはやや毒が少ない歌声で、高音がやや潰れてしまっていますが、それがかえって独特の雰囲気を醸しているのかもしれません。
 まあ、作品の雰囲気云々言っている割にさっさとギブアップしたのは秘密。

未来への咆哮/マブラヴオルタナティブ OP

 JAMがスパロボの主題歌でよく使う、ややゆっくり目で力強い旋律。PCゲームというよりはロボットアニメの主題歌に近い感じですが、勇壮さだけでなく悲壮さも上手く織り交ぜた「大人のロボットアニメの主題歌」といった感じ。まさに本編そのものです。
 結局JAM好きなだけだろ?といわれればその通りなのですが。

ROSY/紅蓮に染まる銀のロザリオ OP

誉める所の全く無かった作品の唯一誉められる部分はこの曲。聞いた時は「この作品は絶対面白い」と信じました。まあ、見事に裏切られましたが。
歌詞は重めですが、軽快な旋律に乗せる事で重くなりすぎずに仕上がっているのが良いです。フレーズの出来のよさに加え、次のフレーズに向けての展開にしっかりメリハリが利いており、サビへの展開も流麗。非常に耳に心地よい曲です。

allegretto 〜そらときみ〜/この青空に約束を OP

 アップテンポで明るめ、いかにもKOTOKOといった感じ。勝手に「夏」をイメージした曲だと解釈しております。 I'veの一人勝ち状態はあんまり面白くないですが、このレベルの曲を安定して供給できるなら人気が出るのも当然でしょう。
 別に鈴虫先生に対抗するわけじゃないですが、僕はLeaf Ticketの方が好きです。

summer days/ 夏の日々 OP

 相変わらず作品の出来は今一つなのに曲の出来は素晴らしいです。前作のOPに雰囲気的にはやや似せながら、夏特有の雰囲気を出せているのが○。

Escarlate/スカーレット OP

 スペイン音楽は良く分かりませんが、曲のタイトルからしてもスペイン音楽を意識したのでしょう。微妙にジャズっぽくもあり、邦楽ではあんまり見られないような主題の転換が見られます。間奏中の主音に重ねて演奏される副音部とのハーモニーも秀逸。
 ねこねこソフトラストプレゼンツの文字を見るだけで泣きそうになります。
 
 あんまり多くても鬱陶しいのでこれぐらいで。一応お勧めできる曲だけで固めたつもりでいます。