内定があるわけでもないのですが

 将来的に世話になったかもしれない事務所に「進学しない」旨伝えてきました。
 
 まあ、仮に進学したとしても大分先の話なのですが、一応色々助言を貰ったり心配してもらったりしていたので・・・というのと、人を一人入れるのは結構大変な事らしいので。
 
 しかし・・・自分がこういうことを言うと負け惜しみみたいになってしまう事は承知していますが、今日とそして先日別の弁護士の方と話をしましたが、法科大学院卒業者(というか新試験の合格者)の評判が極めて悪いのはどうした事か。各地で「新試験合格者は受け入れない」とか公言する所まで表れ、ある弁護士の見込みだと「職に就けるのは良く見て半分」なんだとか。
 
 そもそもが受け入れる先も無いのに合格者を大量に出したら職にあぶれる人間が増えるのは分からないでもないです。(まあ、受け入れられないのに合格者出してどうするつもりだったのかを制度改革した人間に小一時間ほど問い詰めたいですが)
 でも新制度にした途端に「目に見えて能力が落ちた」とか随所で言われるのはさすがにどうなのか。大学院の段階で6倍、試験の合格率は来年からは2〜3割。これだけ絞ってもまだ「修習段階で不合格になる奴が多発する」とか、何事よ?
 本当に考えて改革したのか。(過程だけ見るとどうみても「ついで」だったわけですが)。各大学院のカリキュラムは研修期間を半年短縮できるだけの内容なのか。
 文句だけで結構話が続いていました。
 
 
 いや、「だから行かなくて良かった」とか恥ずかしい事は言いませんよww
 最近になって始めて知った話ですし、そもそも自分が進学しないのは「2年(乃至3年)勉強するモチベーションが保てないから」ですから。
 そういう恥ずかしい理論武装は美学に反するのでしません。新試験の合格者の中にも優秀な人、これから第一線で活躍していく人は沢山いるでしょう。ただ制度の悪評が一時的な混乱なのか、どうなのか。いずれにしろしばらく法曹界は混乱が続きそうかなと。
 
 ちなみに「どうしても法律家になりたいなら旧試を受けなさい」との事。さすがにそれは無茶ですよ先生。