2005年度ベスト10

 延び延びになっていましたが、そろそろ今年の新作も出てきたので片付けます。あくまでも個人的な意見なので、参考程度に読んでいただければ幸いです。それではいってみましょう。

10位:サナララねこねこソフト

まあ待て。「ねこ信者乙」とか言う前にとりあえず理由を聞いてくれ。
ヒントは価格だ。何故にこの作品は5800円なのか(8800円が一般的)。
そう、余った3000円で「120円の春」をやれということに他ならない。
二つあわせれば多分名作。というか、120円の方だけやれば(以下自粛)

9位:ゆのはな(PULL TOP)

 随所に光る所を見せてくれたのだが、賽銭システムが微妙でメインヒロインが今一つだったのでこの順位。次回はこれを越えるものを期待しています。

8位:魔法少女リトルウィッチロマネスク(Little Witch)

 だ〜か〜ら、「信者乙」とか言うな。さいころをまわすだけのゲームですが、十分周回に耐えられる出来ですし、このメーカーの泣き所だった尺の短さも解消されています。ただ、売りのFFDは今一つでしたし、それならば音声を入れるぐらいの事はやって欲しかったのでこの順位。マルチエンディングのせいか、ストーリーがもう一つ弱いようにも感じたのも残念。このメーカーも評価が難しいです。

7位:Fate/hollow ataraxia(タイプムーン)

 あくまでファンディスクなのですが、シリアス路線に日常シーンを見事に盛り込んだ作り方のうまさは秀逸。ただ、本編が好きじゃないと結構退屈かもしれません。

6位:あえかなる世界の終わりにキャラメルBOX

 シナリオも世界観もとても素晴らしいのですが、共通ルートが長いので2周目以降は作業になります。このメーカーの特徴なのかもしれませんが、もう少し何とかならないものでしょうか。順位は初回のみの評価。

5位:はぴねす(ういんどみる

 まさかういんどみる作品を5位入賞させる事になるとは思いませんでした。各地で色々言われていますが、個人的にはテキストセンスもシナリオの出来も十分及第点だと思います。自分の周りが高く評価しているのでやや引っ張られているかもしれませんが。

4位:プリンセスうぃっちぃずぱじゃまソフト

 軽快なテキストセンスとミニゲーム仕立ての戦闘シーンが良いです。シナリオも周回に耐えられる出来です。誰にでも薦められるという点ではこれが一番かもしれません。

3位:TO HEART 2 X RATED(葉っぱ)

 PS2の限定版を買わされた上にこっちも買った俺が来ましたよ。正直シナリオは大した事ないですが、キャラクターの見せ方と生かし方は絶品で、人気が出るのも当然といった感じです。SLGのお手本のような作品。

同率1位:パルフェ 〜ショコラ second brew〜(戯画)、車輪の国、向日葵の少女あかべぇそふとつぅ)

 ごめんなさい、決められません。ロッテの先発陣と柔らか銀行の先発陣のどっちが優れているかを比べるようなものです。数字で考えればでるのかもしれませんが、順位をつけることに意味がないと思うので同率にしました。
 パルフェはシナリオの粒の揃い方が凄いです。シナリオの質を全てを標準以上に引き上げたのは見事の一言。車輪の国・・・は山場シーンの描き方が凄いです。読んでいて震えの来るようなテキストに久しぶりに出会えました。

折角なので、ランク外の作品にも一言

秋色恋華Purple Software

 シナリオは全部同じ展開で大した事ないです。葵だけやれば後は流し読みで十分です。ただ、立ち絵の使い方や一枚絵を使った演出は素晴らしかった。

School Days(Overflow)

 全編アニメーションであるということと某シーンのインパクトだけで商業的に成功した感があります。主人公はこちらの思惑無視して行動するし、登場人物の行動は訳分からない。ゲームとしてはまるで駄目だと思ってます。

Tears to Tiara(葉っぱ)

 普通に遊べたのですが、それはSLGの出来のよさによるものでシナリオは普通。キャラクターにはあんまり魅力を感じず、ナニなシーンは邪魔なだけ。

_summer(HOOK)

 このメーカー何がしたいんでしょうかね。ここまで退屈なゲームは久しぶりにみました。

最果てのイマXUSE

 シナリオライターのオナニー臭しかしません。どうしてああいう書き方をしなければならなかったのか、自分には理解できませんでした。

智代アフター(鍵)

 ネタばれになるのでぼかしますが、アレはないだろ。

 これ以外はまたそのうち。