初心者のための麻雀講座

 講座が出来るほど上手くもないのですが、とりあえずある程度場慣れした人間がどんな思考で打ちまわしているのかを簡単に。
 基本的な考え方が分かれば、案外速く打ちまわせるものです。
 
 尚、講座の性質上ちょっと断定的な判断になっている所があります。
 人によって様々な考え方があり、自分の考えが必ずしも正解とは限らないので、一応こういう考え方もある、ぐらいの認識でおねがいします。
 
 手牌の参考資料にはぴりらを・・・と思ったら、アレは積み込み前提でしたwww
 なのでより優秀なねこの麻雀から手配を貰ってくる事に。
 
 <参考資料1>配牌 東一局 東家(親)
 235三六九⑤⑤⑦⑦東南北 でツモ白 ドラが⑦
 
 第一打は理牌に時間がかかるのでどうしても慣れない内は遅くなります。
 ただ、理牌してなくても一枚しかないオタ風牌(三枚揃えても役にならない風牌)は切り飛ばしてしまってかましません。(さすがにドラだったりすると話も違いますが)
 今回は東場で東家なので、東以外の風牌は抱える意味があまりありません。
 この手牌の場合は牌を表にした状態で、北、南が一枚しかないのですから、とりあえず一打目、二打目は北、南です。順番はどっちでもいいです。これを切り飛ばしながら次を考えます。
  
 <参考資料2>5順目
 2345三四六八九⑤⑤⑦⑦ でツモ6 
 
 一通り字牌を切り飛ばして、この形になりました。
 <参考資料1>の東、白は他家(自分以外の人)の誰が鳴いても一役なので、切る時は多少注意が必要です。
 切るのは少し後回しにして、他家から溢れてきたときにあわせて捨てて上げるとスマート。(合わせ打ちといいます)
 ただ、いつまでも抱えていても仕方がないので、「もういらない」と思ったら思い切って捨ててしまう事も大切です。
 
 さて、この段階になったら、「最終形はどうなるか」を考えます。
 23456の塊は3面待ち(1、4、7のどれが来ても1面子になる)なのでここは温存。
 三四も両面待ちなので温存。六八九ですが、八九で残しても、六八で残しても、七を待たなければならない事に変わりはない。こういう場合はセオリーとしては九を落とします。(タンヤオがつく可能性が残せるので)
 ただ、⑤⑤、⑦⑦の塊がちょっと困り者で、面子の候補は既に四つあり、一応数は足りています。ただ、六八がカンチャン(七しか待てない)ので、そこをどう考えるか。
 
 あくまで牌効率の視点からですが、有利なのはカンチャンよりは当然両面です。
 なので六八の部分は五をつもったならば八を切って両面にします。
 そしてこの場合は頭は一つでいいので、⑤⑤、⑦⑦のうちの片方は切り飛ばす事になります。
 今回は⑦がドラなので当然⑦を残しますが、関係ないときはどっちでもいいです。
 
 これは分かりやすいのですが、問題は⑤⑤⑦⑦の部分で④や⑥をもって来た場合。
 この場合は六八のカンチャンを整理してしまうことも考えます。
 分かりにくいので整理すると、
 
 23456三四六八⑤⑤⑦⑦ でツモ④の場合。
 この辺になると人によって考え方が代わってくるのですが、とりあえず頭は⑦だけあればいいので、自分なら⑤を切ってしまいます。
 その後は1,4、7、二、五、③、⑥を待ちながら、これらの牌を持ってきたら六、八を切ります。
 
 図らずも七を持ってきてしまった場合
 23456三四六八④⑤⑦⑦ でツモ七
 
 この形になりますが、この形は最終的に一つ面子が余ります。
(23456で2面子、三四で1面子、六七八で1面子、④⑤で1面子の可能性がある。)
 面子が余っても仕方ないので、この場合は三四か、④⑤のどちらかを切り飛ばします。
 どちらにするかは捨てている牌を見たりしながら考えますが、どちらが正解かは誰にも分からないので好きな方を捨てればいいかと思います。
 
 上手く推移したならば、23456二三四④⑤⑥⑦⑦ あたりで聴牌してリーチ・・・というパターンかなと。
 
 
 すでに上手く伝わっている自信がまるでないのですが、一応変化球を。
 先ほどの参考資料2の後、九を切ったとすると、手牌は
 23456三四六八⑤⑤⑦⑦  
 この状態です。
 
 ドラ2つを抱えており、親なので極力上がりたい。この場合は鳴きにいく手もあります。
 鳴いてしまうとリーチがかけられなくなるので、何か別の役を考えなければなりません。
 こういう場合に一番オーソドックスなのが、役牌を抱える事と、タンヤオを狙う事。
 この手の場合はタンヤオは見えているので、ある程度鳴いて手を進めてしまう方法もあります。
 上家から七が出たり、⑤⑦が他家から出た場合など、これを鳴いてしまえば手は確実に進みます。他家の手が早そうなときなどはこういうやりかたで先手を取ることも考えてイイかと。
 
 ただ、1だとタンヤオが消えるので、この手の場合は23456の部分は4か7を引いた状態である事が望ましいです。それなら後は何を鳴いても問題ないので。
 
 234567④⑤⑦⑦(六七八 で七をチー)
 この形にして③⑥待ちでも、タンヤオ、ドラ2は確定なので5800点。悪くは無いかと。
 
 
 長くなって恐縮ですが、序盤は字牌あるいは孤立牌の整理、中盤以降は最終形をイメージすると判断も早くなるのではないかと。
 後、鳴く時は「何が来たら鳴くのか、鳴いた後は何を切るのか」を考えておくと良いかなと。
 
 まあ、その辺は次の機会にでも。